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お墓に関するQ&A

Q.1 「墓相」ってなに?

A.1 「墓相」とは、易学の一種です。手相・家相・占いを信じるか信じないかと同じことで、その人の考え方次第です。
しかし、同じ事象をある人は吉と言い、ある人は凶と言い、人によってさまざまであり、このように著しい混乱を招いているのは事実です。
その人を供養するために建てるお墓に、バチとかタタリなどがあるはずがありません。
根拠のない墓相にまどわされることなく、ご先祖様を拝む気持ちを失わないことが肝要なのです。

Q.2 夫婦(親子)で宗教が違っても一緒のお墓に入れるの?

A.2 夫婦(親子)で信仰する宗教が違っても、同じお墓に入ることは可能です。方法としては、公営墓地か宗教・宗派を問わない民営墓地にお墓を建てることです。そして、どちらの宗教にも偏らない自由な発想のデザイン墓にし、なるべく宗教的な言葉は刻まないほうがいいでしょう。

Q.3 一人っ子同士の結婚で、両家のお墓はどうなるの?

A.3 最近は、少子化によって、お墓を承継する人が減ってくると、一世帯で2つのお墓を継ぐことも多くなります。両家にまだお墓がない場合は、新しく建てます。その際、子供が継いでも、次代もまた一人っ子同士の結婚になる可能性を考えるとお墓に家名を刻まないほうが少子化の時代には、合理的なようです。
また、両家の宗派が違う場合でも新しくお墓をつくる場合は、宗教・宗派を問わない墓地を選べば手続きはスムーズにです。
両家に既にお墓ある場合は、それを夫(妻)のどちらかのお墓に引越してくる形になります。この時、宗派が同じであればいいのですが、両家の宗派が違う場合は、何かと問題が生じてきます。
まず、受け入れ側のお寺で、宗派の違う仏様を許可するかどうか、許可してもらったとしても、戒名(法名)をどうするかです。宗派が違えば、戒名(法名)も違います。新たに戒名(法名)をいただくとなると、その金額も大変なものになります。
改葬先の菩提寺に、よく相談して、それでも話し合いがつかない場合は、2つのお墓を改葬して、宗教・宗派を問わないお墓をつくり直すことをオススメします。

Q.4 「お墓を買う」「お墓を建てる」とは・・・?

A.4 「お墓を買う」「お墓を建てる」とは?「お墓を建てる土地を買うこと」であると思っている方が多いと思いますが、そうではなく、「お墓を建てる土地を使用する権利」を買うことなのです。これは墓地の所有者との契約で墓地を永久に使用する権利を得ることを意味します。これを永代使用権といいます。それは、あくまでもそのお墓を引き継ぐ「承継者がいる」ことが前提です。この承継者がいなくなれば、権利は消滅します。この時納めた永代使用料は、返金されません。更に、勝手に第三者に売買したり、譲ったり、墓地以外の目的に使用することはできません。いずれにしても、お墓を購入するときには、承継者について十分考慮して決めることが大切です。

Q.5 お墓を自宅の庭や所有の山に建てられるの?

A.5 お墓は、天皇や豪族では古代から作られ、仁徳天皇陵などの古墳として現存しています。
しかし、庶民のお墓が一般的になったのは、江戸幕府が「檀家制度」を敷いてからだといわれています。以来、お墓は先祖の霊を供養するとともに、その人が生きた証を残すという意味で特別なものとして扱われてきました。
一部の例を除いて、お墓はどこにでも建てていいというわけではなく、1948年に制定された「墓地・埋葬等に関する法律」(通称「墓埋法」)で規定されています。これは、遺体の処理や遺骨埋葬方式などを定めた法律で都道府県知事の許可を受けた区域に限定しています。ただし、1948年の法律制定以前に建てられたお墓や村落墓地などは、そのままにすることが認められています。よく地方に田んぼの真ん中にお墓がある風景を見かけますが、それは「墓埋法」制定以前からあるお墓です。

Q.6 墓地内の先祖のお墓を一つにまとめられるの?

A.6 昔は、一人一基の単独墓でしたから古い墓地には先祖のお墓がたくさん並んでいることがあります。それを一つにまとめて、新しいお墓にまとめれば供養になるうえ、墓地内もすっきりします。同じ墓地内で一つにまとまる場合は、改葬許可証が不要のこともあります。お墓を移すといっても、同一墓地内ですむからです。
また、たとえ同じ墓地の中といえども墓石を動かすのですから、古いお墓を片付けるには、閉眼供養(お魂抜き)をし、新しいお墓を建てたときには、開眼供養を行います。
先祖供養には、五輪塔などを建てるケースが多く見られます。ただし、宗派によっては歓迎されない宗派もあります。
長い年月の経つ仏様の単独墓は、お骨は土に還っていることが多いため、墓石の下の土を少しずつ集めて一つのお骨経袋に入れるか、ひとつひとつ別にして入れて、それをお骨の代わりに五輪塔に納めます。

Q.7 水子の供養とは?

A.7 生後まもなく世を去った子供や、母親の胎内で死亡し、全うな生を与えられなかった子供まで含めて”水子”といいます。水子の場合は、出生の届けも出されてはおらず、名も与えられていなかったりして、正式な葬儀は出されないことが多いでしょう。しかし、だからこそのような水子を出した人は、やりきれない心が残ったり、たいそう愛おしい気持ちになったりすることもあるはずです。水子といえども、不完全ながら、一個の生命体であったことには変わりありません。
水子の哀れさを思えば、ほんのささやかなことで結構ですから、供養してあげてはいかがでしょうか。
お墓の敷地内にお地蔵様を建てたり、お寺や敷地によっては、水子地蔵がおまつりされているところもあります。水子の命日にあたる日や、お彼岸、お盆などにお菓子や、花などのお供えをして、手を合わせれば、心も安らぎます。さらにていねいにするなら、お寺さんにお経をあげていただいてもいいでしょう。

Q.8 夫の家のお墓に入りたくない。どうすればいいの?

A.8 自由な現代でも「嫁」としてのしがらみに悩む女性は少なくないようです。妻は、夫の実家のお墓には入りたくなくても、中高年の男性は、親のお墓に入りたいと考えることが多いようです。このことからも、お墓に対する男女の意識のギャップは、大きいといえます。もし夫とフランクにお墓の話ができる関係なら、我が家のお墓を建ててみないか提案してみてはいかがでしょうか。それができなければ、夫を誘って夫婦墓がたくさん建っているような墓地に出かけてみることをおすすめします。今はお墓もこんな風に変化しているということを、自分の目で見てもらいながら、あなたの気持ちを伝えるのもひとつの方法だと思います。
またもしかすると、夫婦が別々のお墓に入る状況になることも考えられます。それぞれ自分の実家のお墓に入る方法もあります。あなたの実家の承継者が認め、墓地の使用規則で禁止していなければ、姓が違っても実家のお墓に入ることができます。また、自分だけの個人墓をつくることもできます。この時、子供に負担をかけたくないと思えば、永代供養墓を選ぶといいでしょう。
どんな方法をとるにしても折に触れ、家族に自分の思いを伝えておくことが大切です。

Q.9 お墓はいつ建てるのが一番いいの?

A.9 お墓はいつまでに建てなければならないといった決まりはありません。遺族の気持ちに整理がつくまで、自宅に遺骨を置いていても構いません。しかし、時期を決めて建てることをおすすめします。
納骨は、お墓がある場合は、四十九日の法要の時に行うケースが一般的です。しかし、亡くなってから、お墓を建てる場合、四十九日までにお墓を準備することは、時間的に厳しいかもしれません。お墓を建てることは、一生に何度もあることではありません。ですから墓地や墓石をじっくり選んで、納得のいくお墓を建てていただきたいのです。そこで新しくお墓を建てる場合は、一周忌や三回忌(2周年の命日)などに納骨することが多いです。四十九日や、一周忌などに納骨することが多いのは、法事に親族が集まる機会に合わせて、納骨や開眼供養を行えば、何度も足を運んでもらわなくてもすむからです。
いずれにしても遺族がよく話し合い、お墓を建てる時期を決めることをおすすめします。

Q.10 「寿陵」とは?

A.10 今では、生前建墓をされる方が、大変多くなっています。生前に建てるお墓のことを「寿陵」といいます。この寿陵が多いのは、将来の家であるお墓のデザインを、自分で決められることや、自分の死後に残された人の負担を少しでも軽くしたいという心配りからでしょうが、生きているうちにお墓を建てることが、節税になるということも挙げられそうです。それはお墓は、相続税や、固定資産税の課税対象にはならないからです。Q9のことも併せて、この機会にお墓を建てる時期をご家族で話し合ってはいかがでしょうか。